--BYAKKO--

[:] 白虎が呼ぶ 故三笠宮百合子妃 [:]

拝啓

誠に遺憾ながら、同時に多くのことをお詫び申し上げなければなりません。心より深く謝罪いたします。私が日本に対して興味を抱かなかった理由は、若き日にファンタジーの書物を読むのみならず、日本の歴史と文化を学んだことにあります。その当時、現代日本を目の当たりにした私は、振り返りたくないと思いました。しかし今、もう日本に触れることができないのが非常に悲しく、ただお尋ねしたいのです。あなたも私と同じように感じているのでしょうか、それとも現代日本に安らぎを見出しておられるのでしょうか。あるいは、何かが欠けている、あるいは何かを忘れたように感じつつも、余りにも忙しく、元に戻れないのかもしれません。それをしない限り、全てが崩れていくような気がします。人生の選択肢はあるものの、時にその選択は私たちの手に余ることもあります。

昨日あなたにメッセージを送信した際、日本で何が起こっているのか調べておりましたが、王女がご逝去されたことを知り、またご連絡が遅れましたことをお詫び申し上げます。私は長年にわたりいくつかの主要政党に接触してきましたが、その時間とエネルギーが無駄であることに気付きました。それがまた矛盾しているように思います。彼らは私の仕事の説明を嘲笑します。そこで私は、なぜ私が外国人であることを心から謝罪しなければならないのかと考えました。実際、外国人であっても、本当の日本を知ることで現代日本から逃げ出した者も多いのです。...